Amazon EchoなどのAlexa搭載デバイスを一緒に並べて使うとどういったことが起こるのでしょうか?気になったので、実験してみました。
ウェイクワードは同じ「アレクサ」です。声を掛けたときにどっちが答えてくれるのでしょうか。
最初に考えたのが
- マイク性能が良い方?
- 処理スピードが速い方?
- どっちも反応しない?
といった事でした。さて、実験の結果はいかに!?
比較検証の条件

Alexa搭載デバイスは色々ありますが、
私が所持しているAmazon EchoとFireタブレットで比較しました。
ポイント
- 端末の違い
- マイク性能の違い
- 処理スピードの違い

Alexaはどっちが反応するのか?
二つを横に並べて、「アレクサ」と呼びかけてみました。



Amazon Echoが反応しました!
やっぱり、マイク性能が高い方が反応しやすいのでしょうか⁉


あれ、両方のアレクサが反応しています。
ってことは、マイク性能は関係ないのか?
だけど、ここで気づいたことがあります。
Alexaの反応スピードがずれています。
- Echo
- Fireタブレット
Echoから順番に光りますね。
もしかして「処理スピード」で応答が決まる⁉
リングライトが点灯するタイミングが違うってことは、
「処理スピード」
の影響が大きいのではないかと考えます。
Echoの方が普段から音声認識で利用頻度が高いので、最適化されているはずです。
Fireタブレットはタブレットにアレクサ機能がついているだけで、普段違う処理をしていると、スピードはEchoと比べると遅いです。

両方のデバイスが反応したけど、
回答は・・・
Fireタブレット!
なぜなのだ⁉
処理スピードが遅いはずの、Fireタブレットが応答してくれて、Echoの方は黙ってしまいました・・・。
つまり
処理スピードは関係ない
という事がわかります。

突然の発見「位置で反応が違う⁉」
本当にわからなくて、なんでEchoが反応したり、Fireタブレットが反応したりするのか謎でした。
しかし、
謎は解けるものです。
色々試行錯誤をしていると、どうやら、話しかける距離に関係があることが判明!

当たり前っちゃ、当たり前かもしれませんが、思いもよりませんでした。
つまり

こうやって、Fireタブレットを近づけると、Fireタブレットがこんな感じ↓


つづいて、Echoを近づけると

こんな感じ

マイク自体の反応は、両方ともしますが、結局動いてくれるのは、近い方のAlexaデバイスが作動するという事です。
ポイント
2台以上あるAlexaは自分から近いデバイスが応答してくれます。
置き方の幅が広がる⁉
例えばAmazon Echoを二つ以上持っていて、同じ部屋の中に配置したとします。
すると、アレクサと呼びかけると2台とも反応しますが、応答は自分に一番近いEchoが行うこととなります。
つまり、
同じ部屋に何個でもEchoを配置できる!
という事です。
マルチルームミュージックや、Echo同士を繋げてステレオ化など色々使い方はありますが、一般的なのは、Echoと今回のFireタブレットやEcho Showなどと組み合わせて使う事が多いのではないでしょうか。
我が家では、キッチンに向けて、Echo Show5を設置し、Echo本体は、リビング全体に流す音楽再生用デバイスとして利用しています。

Amazon側としては、EchoShow5は小さいので、枕元や机に置くことを想定している様ですが、キッチンでちょうどよいですね。調理に使うアレクサのスキルたちをうまく利用できるので、活躍します。
Fireタブレットのアレクサはオフを推奨
FireタブレットのAlexaはオフを推奨します。
それは、
近いデバイスが反応する=Fireタブレットが反応する
という事だからです。
普段家にいるときに、タブレットに向かって「アレクサ」とは話しかけないですよね。タブレット近いならそのまま触るし。
だから、「アレクサ」と話しかけて、反応してほしいのは、Echoなのです。
だけど、毎回手元にあるFireタブレットが反応して、イライラ!!

まとめ
Alexa搭載のデバイスが何個か同じ部屋にあると
近いデバイスが反応する
という事がわかりました。これによって、同じ部屋でもデバイス毎に置き場所を変えて、用途別に声を掛ければうまくいきます。
例えば、
- キッチンはEchoShow
- リビングにはEcho
と配置すると、EchoShowは調理に必要なスキル利用、リビングでは主に音楽再生に使えば、住みわけがうまくいきます。
同時に反応しているように感じますが、それぞれ受け付けた声の時間を判断して反応しているのでしょうか。すごい技術だと思います。
今回使ったデバイス