今回は、アレクサに録音された音声データを削除する方法をお伝えします。
Amazonデバイスに搭載されている音声AI「Alexa(アレクサ)」は、音声データを利用して、様々な指令による動作を行います。これにより、音声データは一旦録音されて、利用されています。他人に聞かれたくない会話内容に関することも、もちろん同様に録音されていることになり、それを嫌だと感じる人も多いですよね。

アレクサは音声データをどう利用している
この音声データは、
- 内容を録音
- Amazonのクラウドに送信
- リクエスト情報として処理
- 返答を行う
以上の手順で、利用されます。
つまり、一旦録音されて、クラウドに送信されているのです。
このクラウドに送信されたデータは、機能向上に利用されている事をAmazonが発表しています。
例えば「アレクサ、流行りの曲を再生して」だとわかりやすいですが、「流行りの曲をかけて」だと、「かけて」にはいろいろなニュアンスが入っていて「書けて」「欠けて」「駆けて」などがあり、曲をかける=曲を再生すると認識できるように機能を向上させないといけません。
ここで、録音データをタグづけして、解析し、私たちが普段使っている言葉に変換して、ニュアンスの違いなども含めて思い通りの回答をするように改善しています。
この時に、
Amazon職員が直接解析をする
という点がポイントになります。
プライバシーは守られているとは、Amazonも公表しています。しかしながら、解析と向上のためには、人が直接聞いて分析に使う事が必要になってきますので、嫌悪する方も多くいらっしゃいますし、トラブルに発展している事案もあります。



音声データを録音しているのは、常に行っているのではなく、ウェイクワード「アレクサ」(別の名前に設定も可能)と話しかけて、アレクサが反応したときだけ録音しています。
音声の録音データを削除することとは?
録音の音声データはクラウドに送信した後、解析に利用されているのです。
そこで、録音データを利用されたくない人が、プライバシー保護のために、対処できることがあります。
ポイント
- 録音データを利用しない設定にする
- 録音データを個別に削除する
Amazonが品質向上に利用しない設定にするだけでなく、音声データ自体をクラウドから消去することもできます。
これによって、心配していたプライバシー保護の部分も対応できます。
ちなみに、個別に削除は、話しかけている後ろで別の人がパスワードなど聞かれては困る言葉を話していた場合などに利用すると良いですよ。

音声データをAmazonに利用させない方法
音声データ自体をAmazonの品質向上に利用させない設定もできます。
ポイント
- マイクをオフにする方法
- 設定でオフにする方法
以上の二つの方法があります。
詳しい方法はコチラに記載
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録音データを削除する手順
続いて、録音データをクラウドから削除する方法をお伝えします。
削除は、Alexaプライバシーからできます。
- Alexaアプリのメニュー「設定」から選択
- Amazonのサイトからアクセス
アクセスしたら、続いて設定に参りましょう
step
1音声履歴を確認する

まず、音声データの履歴を確認します。
ここでは、今までクラウドに送信された音声データが表示されております。
日付の部分を選択すると、今日とか昨日などを選択して、いつの音声データかどうかを表示することができます。
step
2録音の削除を選択する

消したい音声データを選択すると、「録音の削除」という項目が表示されます。
これを選択すると、録音データが削除できます。
また、本日の録音データ全てを削除など、複数選択して削除することも可能ですし、個別で削除することもできます。
なお、再生マークを押せば、どんな音声が録音されているものを聞くことが出来ます。

まとめ
音声データを利用してもらって、品質向上に利用してもらえるのはとても良いことです。
ただし、どんな音声が録音されて利用されているのか知らないと怖い部分もあります。プライバシーに関することなので、慎重に利用した方がよいかもしれません。私は、なんか失敗したな・聞かれたら困るなという音声のみ削除したことがある程度で、あとはそこまで気にせずに利用しています。
安心して利用できるほうが良いので、ぜひ活用してください。