Fireタブレットを購入するときに一緒に入ることが多い延長保証プラン。Fireタブレットの本体には購入時に一定期間の保証がついていますが、期間も短く、延長保証に加入した方が安心です。しかしながら、本体価格も安いし、メリットやデメリットを考えたときに加入をためらった人も多いはずです。
この記事では、Fireタブレットの延長保証のプラン内容や、メリットデメリット、また、購入後に加入したいと思った人はどうすれば良いかについて解説します。

Fireタブレットの延長保証プランについて
Fireタブレットにもともとついてくるメーカー保証は、基本的には普通の家電メーカーについている保証に近い内容になっております。
- 保証対象は自然故障
- Fire7 と Fire HD 8は90日
- Fire HD 10は1年保証
- 保証方法は代替品もしくは返金
自然故障のみ対応、事故保証には対応していない

画面割れは対象外
保証の対象となるのは、通常使用時に発生した故障の場合のみ。
つまり、普段使っていて急に電源が入らなくなったとか、画面の表示がおかしくなったといった内容に関しては、保証の対象となります。
自分自身で落下させてしまった等、偶然ではありますが、人的なミスで発生した事故による保証は対象外となっております。
Fire7 とFire HD 8は90日、Fire HD 10は1年保証
Fireタブレット購入時に意外と知られていないのが、
Fire7とFire HD 8に関しては、保証期間が90日と極端に短い事です。
Fire HD 10に関しては1年間の保証と、通常の家電製品と同じくらいの期間保証があります。
この理由は、推測ではありますが、
「Fireタブレットを低価格で提供しているから」だと考えます。1万円以下の低価格で提供しているからこそ、保証内容を削り、その分、価格を下げるという努力をしているのだと思います。なんせ、この価格帯のタブレットの中ではありえないくらい性能がいいですからね。
反対にFire HD 10の場合は、Fireタブレットの中でも高価格帯に入り、良い性能の分、保証もしっかりとしているという点、満足感が高くなります。
保証方法は代替品もしくは返金で対応してくれる
保証の方法は
代替品(新品もしくは再生された端末)の提供をしてくれます。
新品が届くといった声も多くありますが、再生部品を使ったものもあるようです。保証の規約に同等製品と表記がありますので、Amazon側で用意ができない場合は、同等製品(端末の世代が新しい場合もあり)か、返金の対応となります。
Fireタブレットの延長保証は購入後に加入できるのか

Fireタブレットの延長保証が購入後に加入できるかどうかに関しては
「できる」
ただし、購入後30日以内という条件がありますので、ご注意ください。
Fireタブレットの購入後に延長保証のプランのみで申し込みをすることが可能となっております。
ただし、延長保証プランに関しては、各種Fireタブレットの種類によって別々なので、申し込み時には注意が必要です。
延長保証を後付けしたらどうなる?
Fireタブレットを購入し、延長保証を後付けした場合の流れは
保証開始までの流れ
- 延長保証を申し込みする
- 自宅に郵送で封筒が届く
- メールにて保証期間が届く
- 保証開始
メールの内容は、保証開始の日時、期間。
規約へのリンク、連絡先、保証番号などが記載してあります。
そのため、郵送の保証書以外にメールの内容も一緒に保存しておくとよいでしょう。
延長保証は加入するべきかどうか?
Fireタブレットの延長保証は、2年保証と3年保証があります。
どちらを選択しても、保証内容は変わりませんが、保証期間と金額が異なります。
2年保証 | 3年保証 | |
Fire7 | 1780円 | 2330円 |
FireHD8 | 1980円 | 2580円 |
FireHD10 | 3480円 | 4380円 |
元々のベースが安いFireタブレットなので、延長プランの料金は少し割高感があります。
でも、
実は、このFireタブレットの延長保証サービスは、年々値上がりしています。

実質、一番安いFire 7 の保証を行ったとして、壊れたら違う端末(新品もしくは代替品)が貰えます。
しかも、最大2回。
落としてディスプレイが割れたら1回交換。1年半使ってバッテリーの持ちが悪くなってきなあって感じたら1回交換。
これだけで約5980円×2回=11960円

と、まあ、本来ではありえないくらいの保証が得られます。
延長保証がなくてもよい場合と必要な場合

ここで考えていただきたいのは、
Fireタブレットをどれくらい使うのかという点。
正直、Fire7 や FireHD8 であればセール期間を狙えばかなり安く購入することができます。
ぶっちゃけFire7なんてセールを狙えば3980円で買えますから!
じゃ、その3980円で購入したFire7に対して、1780円(ほぼ半額)の保証を追加でつけるとなると、ちょっと高いと感じちゃいますよね。
壊れたら壊れたでいいかって考えて購入するなら、延長保証はいらないという選択になります。
しかし、
FireHD8(特にplus)やFireHD10であれば、タブレットサイズが大きくなりますし、落下の危険性がアップします。
加えて、タブレット本体の価格も上昇してくるとなれば、壊れた時にまあいいっかと感じられずに、ショックも大きくなるでしょう。しかも、購入後半年以内での故障であれば、普通のタブレットなら保証期間内なのになんでFireタブレットは違うのとより残念に感じるでしょう。

さて、個人的に、自分で使っているFireタブレットは故障したことがありませんので、故障で困ったことはありません。
ただし、延長保証を付けていなかったFire7に関しては、
動作が重たくなる
という故障でない不具合が発生したことがあります。
初期化でなんとかなったのですが、イマイチ動きが悪いと感じて利用頻度は激減しました。

ポイント
- Fire7は延長保証はもったいない
- セール期間を狙って購入したならいっそ壊れるのを覚悟で使う
- FireHD8以上は延長保証アリ
- コスパ自体は延長保証が最強
壊れない様に対策すれば延長保証はいらない?

Fireタブレットは持ち運びに適しているため、
ディスプレイの傷や落とした時の割れなどが一番の故障原因となります。


傷や画面の保護を目的とするアイテムは
- ディスプレイの保護フィルム
- タブレットケース
- 持ち運び用のケース
これらが必要になりますね。
保護フィルムは傷をガードする
ディスプレイ用の保護フィルムは傷から守ってくれますし、衝撃を受けたときに代わりに割れてくれます。
実際に2枚も必要ないなと思いますが、私自身は1か月でガラスフィルムが割れた経験もあり、2枚入りの物を買う様にしています。
タブレット用の保護ケース
純正のケースであれば、お値段はしっかりと、保護や機能もばっちりです。特にFireHD8や10のplusの場合は、ワイヤレス充電に対応したカバーが必須となります。保護に加えて、スタンドや持ち運びにも便利になります。
持ち運び用のスリーブケース
Amazon純正のスリーブケースはシンプルでかつ安いので、コスパが抜群になります。コスパが良い反面、持ち運びのみの傷予防となり、普段使い時に落下などの衝撃からはタブレットを守ってくれませんので注意が必要です。
ここまで見てもらうと、アイテムは延長保証と比較すると少し安いアイテムたちです。
しかし、保護はできても、完全に守ることはできませんし、傷がついた場合に取り戻すことはできません。どちらかと言うと、雑に扱っても大丈夫と言える保険にしておく程度が良いでしょう。
まとめ
ここまで見ていた結論として、Fireタブレットの延長保証は、入った方が良いという結果に至りました。
その中でも、Fire7はコスパの良さを考えた場合、付けなくてもいいかなと感じます。
個人的に、Fireタブレット自体はかなり頑丈に作られていて、故障の頻度も少ないので、壊れてもいいかなという程度の値段で購入した場合(セール等)は保証なしでうまく使うと良いですね。
まとめ
- Fire7はなくても良い
- FireHD8、FireHD10はアリ
- コスパを考えた場合はつけるべき
- 1か月以内なら後付け可能
