コーヒーをこぼされたという経験をした事は何度かあります、じりーさんです。
急なハプニングで、うまく対処できなかったという方に、私の実体験よりうまく対処できる方法を紹介していきたいと思います。
コーヒーを掛けられたお話

とある飲食店で食事をしていて飲み物をオーダーしました。
お食事をしている店員さんがオーダーした飲み物を席に運んできてくれました。
事件はそこで起こったのです。
店員さんのお盆の上には、私が頼んだドリンク+他のテーブルに持っていく予定だろうコーヒーが。
そして、ドリンクを置こうとした瞬間・・・。
お盆のバランスが崩れたのでしょう。無情にもコーヒーは宙を舞い、私の座っている椅子と向かいに座っている娘の方に向かいバシャーっとやってしまいました。店員さんも大慌て、私も避けるのに必死、娘は何が起きたかわからず呆然と、騒然となってしまいました。

被害状況はこんな感じ
受けた被害
- 娘の足とサンダル(火傷なし)
- 靴と靴下それなり
- ズボン少し濡れたかな程度
- Tシャツは白地だったので点々が

状況はこんな感じなのですが、火傷がなかったことが幸いし、怒りの感情を抑えて、この後、どうするかの交渉に入ることにしました。
店員さんは数名駆けつけてくれ、謝罪+掃除を一生懸命やってくれましたので、トラブル対応としては〇
残りは、汚れた洋服たちをどうするかというところでしょうか。
店長さんが登場し、謝罪を受けました。
ポイント
店長さんとのお話の焦点は、今後どうするか。クリーニング?弁済?
店長さんは、私の様子をうかがっている様なので、今後の話がなかなか出てきません。
そこで

言っちゃいました。まずは、どうするのか、明確に相手の範疇を示してもらい、それを交渉の土台にする方向でいきました。こちらから条件を出すのは微妙だと感じたので、相手の出方待ちです。
店長さん「クリーニングをさせていただきたいと思いますので、こちらにご連絡先をいただけますか?」
という事で、連絡先をノートに記載。
店長さん「しばらくお待ちいただけますか?」
連絡先を記入していると、店長さんはどこかへ行き、しばらく帰ってこなかったので、連絡先以外に被害状況などをいっぱい書いておきましたw
店長さん「クリーニングとお話させていただいたのですが、よろしければ、本日の飲食代を無償にすることで、弁済費用にかえさせていただきたいのですが、いかがでしょうか?クリーニングの場合は、うまく汚れが落ちない場合もあるので・・・。」

店長さん「ありがとうございます。それでは、本日の飲食代は全て結構ですので、お気軽に最後までお食事してください。」
という事で、クリーニング代金を請求するのは面倒だと考えていた私は、今回の食費で相殺することとしました。
クリーニングで落ちないというのは、本当にありますし、落ちない場合、同一商品を購入するなど弁済請求になり面倒です。相手方の判断は、上手な折衷案だと思います。しばらく離れた間に、上司(会社)に連絡していたのでしょうね。わかっていますよwww

1.まずは怒りを抑える

さて、ここからは、スマートに対処する方法をお伝えしていきます。
コーヒーをこぼされたわけですから、感情の変化は
「びっくり」⇒「怒り」⇒「困る」
といった形に、反射的に怒りの感情が現れます。
状況を把握して、どうしようかと考える前に、怒りの感情が現れ、店員さんに怒鳴るといった行動をする人も多いのではないでしょうか。
でも、よく考えてもらえばわかりますが、店員さんも不注意ではありますが、偶発的に起こってしまい、謝罪するしか方法がないものです。店員さんが責任者でもない限り、汚れた部分を拭くことと謝ることしかできなく、困ってしまって終わりになることでしょう。
怒りの感情では、うまく判断できない。
正しく判断して、その場を収めたり、被った被害を解消したりするために、まずは怒りを抑えることを心掛けてください。
一旦、状況から目を離したり、数を数えたりすると良いですよ。(一般的に6秒間と言われています。)
詳しくはコチラを参考に
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まずは6秒やり過ごす!「アンガーマネジメントで怒りをコントロールする方法」
アンガーマネジメントってご存知でしょうか? 仕事であれば、職場の人たちに対して。子育てであれば、自分の子供や妻・夫に対して。色々な面でうまくいかずに、イライラしっぱなし。つい声を大きく荒げて怒ってしま ...
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2.冷静に被害を補償してもらう

自分が被害を受けたまま終わることと、スマートに対応することは異なります。
被害を受けたままうやむやに解決した場合、あとでやっぱり納得いかないとなってしまい、不満の感情が大きくなります。
ポイント
- 怒ったり、慌てたりしない、冷静に対処する
- 失敗した店員さんを責めない
- 納得いく補償をしてもらう
最初にお伝えした通り、感情的になっている状況では、被害状況をうまく伝えられないし、何より、失敗した店員さんを必要以上に責めてしまうことになります。そうなってしまっては、相手も自分も後味が悪くなり、良い感情が生まれません。
落ち着いて納得できる交渉を行うことです。
最初に、被害を受けた以上、元には戻らないことを認識してください。
お気に入りの洋服だったとしても、これからお出かけをする前だったとしても、どうしても元には戻らないため、失った時間や楽しみにショックを受けてしまうのは致し方ありません。だけど、取り返せないことを必死で取り返すより、今後をどうクリアしていくか考えた方が健全だと思いませんか?
被害補償のポイント
- 金銭的解決
- クリーニングなどで原状回復
- 同等商品の弁済
おおよそ、これらの事柄が挙げられます。
みなさんはどれを選びますか?
私の場合は、1.クリーニングの提示⇒2.金銭的な解決へと変化して、金銭として、食事代が無料になるという方法で解決を行いました。
クリーニング代金を請求していい?

しっかりとしたお店なら、自店で起こした問題に対して、誠意をもって対応してくれるはずです。
自分からクリーニング代を請求せずとも、相手からどうでしょうかと提案してくれるはずです。


損害賠償請求となれば、原状復帰が大前提となります。
基本的には、クリーニング代金を払ってもらい、それで解決となります。
もし仮にクリーニングで綺麗にならなければ、購入金額から使った年数を滅却して減額された金額で賠償という形になります。使った期間にもよりますが、新品で買い直すという所まで請求は難しいです。
被害を受けたわけですから、クリーニング代金は正当な要求として認められます。
ただし、必要以上の請求は「恐喝」となります。
例えばよく聞く「誠意をみせろ」といった言葉や、「限定品でプレミア」だから購入金額より大きく割り増して請求するなど。一般的な賠償の範疇を超えることがない様に気を付けて請求しましょう。
まとめ
飲食店でコーヒーをかけられた実体験から、スマートに対応するためにはどうすればよいのかをお伝えしました。
いかがだったでしょうか?
基本的に、感情的に対応してしまっては良くない結果を生んでしまいます。ただし、笑っては済ませられない問題なので、しっかりと対応して、後味が悪かったといった事がない様にしましょう。相手が賠償する意思がなければ、こっちからしっかりと請求する意思を示すことも一つポイントですよ。