卒業式や入学式のシーズンとなると、可愛い我が子の撮影準備が始まると思います。ビデオカメラやデジカメはたまた一眼レフカメラを購入したりして、張り切って撮影したいなと考えている方が多いのではないでしょうか。カメラ初心者にとっては、どのように撮影したらよいのか困りもの。今回は、カメラ撮影に必須の三脚について、最安値の物を買うと本当に使えるのかについてお伝えします。

学校行事に3脚は必要なのか?
学校の行事は色々とあると思います。
卒業式・入学式・運動会に音楽会といっぱいですね。ビデオや写真をいっぱい撮影して、可愛い我が子の記録を残そうと多くのご両親が四苦八苦していることと思います。私の場合、娘が小さなころに買ったビデオカメラをよく使っており、三脚をまったく利用していませんでした。
いっつも、腕プルプル・・・。
ビデオを綺麗に撮るコツは、手振れさせないこと。つまり、腕を動かさないことなんです。顔の位置で固定して・・・ね。

起動性重視で動き回って撮影するという方も多いとは思いますが、うまく手振れせずに撮影するためには、安定させないとまず見ていられないもの。(人によっては見るだけで酔います)画面がぶれないように神経をとがらせながら撮影を続けるのは本当にしんどいものです。
カメラを安定させて撮影する良い動画があったので見てみてください。
しんどさを回避でき、さらに綺麗に撮影する為には、3脚で撮影するという事は必須に近いことなのです。
ただし、学校行事においては、撮影スペースがあるかという事も問題。
学校行事で、かつ生徒の多い学校であれば、場所の取り合い合戦が行われます。卒業式や入学式などの式典系の物であれば、撮影場所が決められていることもあります。早めに行って場所の確保は重要なのです。これが嫌で撮影は手で行うという方もいますが、撮影に集中してしまっては、せっかくのお子さんの晴れ舞台を楽しむことができなくなってしまいますね。
なので、3脚を利用することをお勧めしております。
ポイント
- 手で持って撮影はしんどい
- 場所の確保が必要
- 撮影ではなく、行事を楽しみたい
HAKUBA4段三脚W-312の特徴
今回紹介するのは、HAKUBAの4段3脚W-312です。
W-312 ハクバ 4段三脚(ビデオカメラ・コンパクトカメラ用) HAKUBA
価格帯が非常に安価で、1457円(購入時)というのが魅力的です。
製品性能は
付属機能、特徴 | 段数:4段、脚ロック方式:レバー式、石突:ゴム石突、クイックシュー、水準器 |
付属品 | 三脚ケース、クイックシュー |
カラー | シルバー |
耐荷重 | 1.10 Kg |
商品素材 | アルミ |
サイズ | 4段 |
縮長(cm) | 44.5 |
全高(EVあり) | 128.5 cm |
最低高 | 40.5 cm |
雲台タイプ | 3WAY雲台 |
ビデオカメラを設置してみた
この様にクイックシューというものが付いており、カメラの底面にある3脚用ネジに取り付けるだけで、あとはネジを回す必要もなく、そのまま取り付け・取り外しができるという優れもの。
基本的に、カメラの3脚用のネジ穴は統一されておりますので、よほど特殊なタイプでない限り取り付け可能だという点も良い。
背を高く伸ばしてみた状態。不安定ながらも、しっかりと立ちます。
この高さが最長128cmまで伸びる為、椅子に座った人の目線の高さ程度になります。
あまりに低いものは、椅子を超えて撮影ができなくなるため、卓上利用となってしまいます。これでは、学校行事に撮影するために必要な「地面や床に立てて撮影をする」という点をクリアしていないので、椅子を超えて撮影できるものを選ぶ必要があります。
足は、4段伸縮自在のアルミ仕様。伸ばしたり縮めたりはフックのみなので、簡単です。直感的に触っても使うことができます。
最終的な足の部分は、かなり細いです。力を入れると曲がりそうで怖いくらい。
ただ、アルミ製なので、カメラを付けて、足の先をもって上から撮影したこともありますが、乱雑に扱わなければ大丈夫そうです。子供が遊んで振り回したら多分ダメでしょう。
ポイント
- クイックシューが便利
- 基本的に3脚用のネジがある物は対応している
- 最長128cm
- 足が細いので不安定
- 標準的な機能は有している
- 非常に安い!
初心者には安価な商品で良い理由
正直言って、高い3脚を買う必要はありません。
最安値の3脚でも、初心者(私の様に)が欲しい機能は得られます。もし、撮影が好きであれば、これを機にして買い増していくこともあり得ますが、初心者の場合は、これらの機能で十分でしょう。
基本的な機能
- 3脚で固定して撮影したい
- 持ち運びが便利
- 普通に使えば壊れない
- 取り付け外しが簡単なクイックシュー付き
- ある程度の高さが必要
低価格帯の3脚のデメリットとして以下のことが挙げられます。
注意ポイント
- 安定感が悪い
- 上下左右の動きの滑らかさ
- 可動範囲が狭い
特に、安定感という点では、一眼レフカメラなどの様な重たいカメラを使用する場合は、安定感に欠けます。これは、3脚自体の重さが足りないため、カメラが重たいことで転倒しやすいからです。しかし、その反面、軽いことで持ち運びがしやすいというメリットにもなります。
以上の理由から、重厚で安定感の強いカメラ3脚を利用するのは、様々な環境でよく使う必要がある人向けです。普段使いで利用する場合は、そこまで重厚でなくても構わないからです。
まとめ
いかがでしたか?
1,500円以下で買える3脚も使い勝手が良いものがあります。もちろん、高価なものと比較してしまえば、性能で見劣りするのは間違いありません。学校行事に利用するくらいのものであれば、選択肢として考えてみるのも良いと思いますよ。