TikTok(ティックトック)とは、今人気爆発中のショートビデオコミュニティアプリです。特に10代を中心にみんなが楽しく遊んでいます。
私の娘も小学生ながら、CM見ると一緒に踊っていて、知っているのですよ。もちろん、現在使わせていないので、どこで知ったのかなと疑問に思って聞いたら、学校や友達がやっているというではありませんか。
そこで、感じたのが「TikTokの危険性を知っているのかな」ということ。
面白いだけではない、ネット世界の怖い部分を理解したうえで利用する必要があります。ここを理解して一緒に楽しめたらよいですね。
今回は、ショート動画アプリ「TikTokの危険性」について、お伝えします。
TikTok(ティックトック)とは
TikTokとは、音楽に合わせてショート動画がオリジナルで作ったり、その動画を投稿して共有したりできる音楽動画コミュニティアプリです。
POINT・簡単に動画が作れる
・動画を作る楽しみがある
・いろいろな人がやっているダンスなどを真似できる
・投稿して共有できる
・コメントやいいねがもらえる
使いだすと楽しいです。やっぱり。
特に、色々な人がやっている面白いダンスやネタを一緒の様にできるというのが面白いと思います。仲間たちと一緒に動画を作ってみてキャーキャー言えるところが良いのです。
TikTokの利用規約に記載していること
TikTokには利用規約が存在します。
主な内容として
・サービスの利用について
・著作権の内容
・有害コンテンツについて
・個人情報の取り扱いについて
・責任について
・セキュリティについて
・年齢制限について
個人情報の取り扱いについては、TikTokアプリで色々な個人情報を取得しますよということ。
SNSなどを通じて色々な個人情報が共有されたり、ネットへの公開にあたり、TikTokの運営側は特に責任を持たないということも記載されております。つまり、アップロードなどの共有にあたって、トラブルが生じた際は自己責任でということが原則となります。
年齢制限については、「13歳以上のみ利用できる」と表記があります。
しかしながら、利用規約はあるものの、実際に、認証の際に利用制限がかかるものでもありませんし、スマホのアプリがダウンロードできる方なら誰でも利用できるという状況です。
この点を理解しないで、利用するとよくあるネットトラブルに遭遇してしまうということも多くあります。しかしながら、あくまで自己責任となりますので、注意しましょう。
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TikTokの危険性
TikTokの危険性はSNSを利用する際の危険性に酷似しています。
POINT・顔出しの危険性
・位置情報の特定の危険性
・様々な人からコメントが来る危険性
・撮影に伴うトラブル
顔出しの危険性
TikTokを利用している人は、全世界にどれくらいいるかご存知でしょうか?
2018年10月末現在
ダウンロード数:1億以上
一日のアクティブユーザー:6600万人
毎日10回以上利用しているユーザー:全体の8割
これだけ見ても、すごい人数が利用していますね。
この凄さを証明するのが私のこの体験です。
間違って公開アカウントにしてしまった時
フォロワーもいないのに、1分で10件以上のいいねがついた
少しの設定を間違っただけです、その間に公開したくなかった動画が色々な人に見られて、その上いいねがついたのです。つまり、その短時間でどれくらいの人数がこの動画を見ていたか、想像するだけで恐ろしいです。
さて、それだけ多くの人が見る動画
顔を出して大丈夫ですか?
顔を出すことで、可愛い・カッコいいといわれることも多くあり、見てもらえる・評価をしてもらえる割合も増えると思います。中には、それが楽しくてどんどんとやってしまうこともあるでしょう。
よく考えてください。
顔を出す=他人が自分のことを知っている
ということになります。有名になればなおさら。外を歩いているだけで、あなたが誰かということがわかるということになりますよ。
さらに、
動画はアプリで見るだけではないこと。
YouTubeはもちろんご存知だと思いますが、TikTokで検索すると「可愛い子まとめ」とか「TikTokで人気のダンス」みたいに、アップされています。おそらく、これらの動画は本人に許可なく掲載しているでしょう。
誰かが、自分の動画を勝手にダウンロードして悪用することが考えられます。
位置情報の特定の危険性
位置情報をアプリで共有できるようになっております。
つまり、
自宅で位置情報を共有してしまったら・・・。
自分の家の位置が世界中の人たちに特定されてしまうのです。
位置情報を付けない設定にしていても、
外で動画を撮ったら、建物などの背景の位置でどこの場所か特定できます。
中には、
○○に住んでいるのですね。
近いので探してみます!!
なんてコメントがついてしまった時には・・・。
ネットストーカーとはよく言いますが、知らない人に自分のことを特定されてしまう事は非常に危険だということです。相手のことはわからないけど、自分のことは特定されてしまっている状態ですから、何をされるのかわからない恐怖があります。
自分は特に問題ない動画を撮っているからとは言っても、どこで批判に合うかわかりません。
多くの人から批判を受けてしまって、住んでいる場所を特定されてしまったら、多大ないたずらを受けてしまうこともあります。十分な配慮が必要ですね。
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様々な人からコメントが来る危険性
コメント機能は動画を共有するこのアプリの醍醐味でもあります。
色々な人からいいねって言われたり、可愛い・素敵などと言われたら楽しくしょうがないでしょう。コメントを通じてコミュニケーションが増えて、承認される喜びに満ち溢れます。もっとコメント貰いたい、もっといいねをもらいたいと過激にならないように注意が必要です。承認欲求が強い人ほど、はめを外しやすいようです・
その中で、色々な人からコメントがもらえるということは、批判の嵐に合うこともあります。
コメントが荒れる・炎上すると言いますが、悪口や批判のコメントを毎回書かれる。⇒個人特定にもあう可能性があります。
これを繰り返されると気が滅入りますよね。
また、私の娘くらいの少女に対して
・可愛いね、もっと○○な動画見たいな~。
・連絡先教えて~
こんなコメントがつくわけです。正直、本当にそんなコメントする人がいるのだと恐怖に感じますが、事実。SNSの匿名性を利用して、不審な輩はいっぱいいるわけです。出会いの場にしてみたり、変態の楽しみの場にしてみたり。
ブロックはできますが、それでもそのようなコメントがつくことは悲しいです。
ましてや、小さな子供であればなおさら、その対象になっていることも理解できていない場合が多いと思われます。こういったことから、13歳以上利用という制限がかかっているのは理解できます。
撮影に伴うトラブル
撮影をしようと思うと、部屋の中では狭くて外で撮影をする人が増えています。
公共の施設であれば、人の迷惑になることに気を付けなければなりません。
しかしながら、動画の撮影に夢中になって、ついやってしまうようですね。
コンビニとかお店の中でTikTok撮るの 他のお客様の邪魔になるし 店員さんにも迷惑掛かるから 申し訳ないけど本当やめてほしい。
TikTokで撮影されて、自分まで映ってる。これ消してとか言えないし本当に迷惑。
電車の中で大音量流して、TikTokして、他人の迷惑を考えてくれ。
このように、色々な人に迷惑をかけている声が多くあります。
TikTokの公式では、利用規約に「公共の安全及び個人の安全に危険をさらすコンテンツ」という項目が追加されております。つまり、公の場で、迷惑がかかるということは禁止事項なのです。当たり前かもしれませんが、人の迷惑にならないように、よく守る必要があります。
TikTokを安全に使うには
TikTokを安全に使うためには
1.非公開アカウントにする
2.動画をダウンロードできないようにする
3.コメントをオフにする
4.位置情報を公開しない
5.動画のアップは配慮を持つ
非公開アカウントは、その名の通り、誰にも公開しないアカウントです。自分で見る為だけに利用できるアカウントですね。動画を作って遊ぶくらいならこれでも大丈夫です。共通の友達のみが利用できるなどの設定もできます。
悪意のあるコメントやダウンロード利用も、許可しなければ使われることはありません。(厳密にはやろうと思えばできる)
公開する動画は配慮をもって作成するとよいでしょう。
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まとめ
TikTokのアプリ自体はとっても楽しいです。私が使ってもダンスがうまく見えるようにできますし、みんなでワイワイ言いながら動画を作るのってやっぱり楽しい。若い人たちに流行っている理由がよくわかります。
ただ、楽しいだけで利用できないのがSNSの怖いところです。
動画という様々なものが映り込むコンテンツである以上危険が伴います。
POINT・顔が色々な人にわかること
・個人情報が特定できること
・いろいろな人とコミュニケーションをとれること
うまく使えば、ちゃんと利用できますし、楽しく使えます。よく理解して使うことをお勧めします。