Amazonから発売の「Echo Show 15」でいったい何ができるようになるのでしょうか?
今までのEcho Show と一体何が違うのでしょうか?
新しい「Echo Show 15」でできるようになったこと、どんな人に向いているかを比較して解説してみました。
Echo Show 15 の詳細情報について
15.6インチフルHDのディスプレイと5メガピクセルのカメラを搭載したEcho Show15です。
大きなディスプレイを最大限に活用した見やすさという点が大きな売りになります。
基本的な性能の比較は以下の通り
Echo Show5 | Echo Show8 | Echo Show10 | Echo Show15 | |
価格 | ¥8,980 | ¥14,980 | ¥29,980 | ¥29,980 |
評価 | (697) | (452) | (1,168) | - |
ディスプレイ | 5.5インチ 解像度 960 x 480 | 8.0インチ 解像度 1280 x 800 自動色彩調整機能 | 10.1インチ 解像度 1280 x 800 自動色彩調整機能 | 15.6インチ 解像度 1980 x 1080 |
スピーカー | 1.6インチ x 1 | 2.0インチ x 2 | 1.0インチツイーター x 2、3.0インチウーファー | 1.6インチ x 2 |
カメラ | 2MP | 13 MP 自動フレーミング機能 | 13 MP 自動フレーミング機能 | 5MP |
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壁掛け可能 | - | - | - | 〇 |
向き | 横向き | 横向き | 横向き | 横向き/縦向き |
カメラのプライバシー機能 | カメラカバー、 マイク/カメラ オン/オフ ボタン | カメラカバー、 マイク/カメラ オン/オフ ボタン | カメラカバー、 マイク/カメラ オン/オフ ボタン | カメラカバー、 マイク/カメラ オン/オフ ボタン |
サイズ | 幅148mm x 高さ86mm x 奥行73mm | 幅200mm x 高さ130mm x 奥行99mm | 幅251mm x 高さ230mm x 奥行172mm | 幅402mm x 高さ252mm x 奥行35mm |
大きく異なる点は以下の通り
違いのポイント
- ディスプレイ:15.6インチ+フルHD(画面が大きくなって綺麗に)
- スピーカー:1.6インチ×2(小さくなってパワーダウン)
- カメラ:5MP(Echo Show5より上だがEcho Show8の半分以下)
- 向き:横置き+縦置き(使い方の幅が広がる)
- サイズ:奥行35mmの薄型(壁掛けもできる)
ディスプレイサイズが大きくなって解像度が上がり、薄型のEcho Showとなりました。その反面、カメラの性能とスピーカー性能は落とされ、音楽再生機能は少し劣るかなといった印象。音楽再生よりも、スマートホームや動画再生、スケジュール管理など、家の中で使える機能が使いやすくなりました。
Echo Show 15 って何ができるのか
今までのEcho Showの主な機能で、できることをまとめてみると
ポイント
- 音楽や動画の再生
- スマートホーム
- Alexaスキル
通常のEchoであるスピーカーを使った音楽再生に加えて、動画再生などディスプレイを使った視覚的な機能が多くあります。
通常のAlexaを使ったスマートホーム化や、スケジュールの管理、スキルを使ってレシピを検索してお料理をするなど、できることが多くあります。
これらの機能の多くはすでにご存知だと思いますので、新しくできる機能や違いについてまとめると
ポイント
- 薄型で壁掛けができる
- ピクチャーinピクチャー機能が使える
- 表示情報のパーソナライズが可能
薄型で壁掛けができる
通常のEcho Showは置き型です。
ところが、Echo Show 15に関しては、わずか35mmしかありません。
私が現在持っているノートPCの折りたたんだときのサイズが20mm程度なので、少し厚みを感じるくらいのサイズ感がです。Fireタブレットの様に、取り回しして使うより、やはり置き型か壁掛けで使うという使用方法になります。
基本的には壁掛けを想定して作られていますが、別売りのスタンドを使う事で置き型タイプとしても使う事ができます。
Alexaウィジットがホーム画面に表示できる
新しくAlexaのウィジット機能が加わり、ホーム画面に一覧で表示する事ができるようになっています。
今までは、スワイプで表示するものでしたが、一覧で見ることができて、情報の見逃しがなくなります。
スケジュール・リマインダー・付箋・やることリスト・買い物リスト
などをホーム画面に表示する事ができます。家族でのスケジュール管理や、自分のやることを常に確認する事ができるようになるので、スムーズに行動できるようになります。


ピクチャーインピクチャー機能が使える
ピクチャーインピクチャー機能は、動画などを他のアプリの上で再生できる機能です。
よくYouTubeを見る人は利用したことも多いかもしれませんが、ホーム画面で他のアプリを使っているときなどに、上から被せて動画を再生するといった機能です。

PCのホーム画面でやってみました
さて、これがEcho Show 15で利用することができるとどうなるかというと
ポイント
- 動画をホーム画面で再生できる
- ウェブカメラの様子を見ながら作業できる
これくらいできて当たり前と思うかもしれませんが、これがあるととても便利!
子育てやペットのいる家族には、子供やペットの様子が別室にいる時でも気になった時に確認する事ができますし、そのまま作業する事ができます。動画を再生したら、他のアプリや画面が確認できなくて、音だけで楽しんでいた人も多いと思います。これも解消ですね。
キッチンやリビングの入り口に置くことが想定できるので、キッチンであれば料理動画を流したまま、スケジュール確認できるようになります。

表示情報のパーソナライズが可能
続いて、Echo Show 15の新しい機能として、表示情報のパーソナライズができます。
これは、
顔認証を通じて、AIが自分に合った情報を表示してくれるようになります。
例えば、スケジュールであれば、
家族の分と、自分の分、別々で管理したいものもありますよね?
スケジュールを別に分けたり、やる事リストを分けたり、自分宛や家族あてのメッセージを別に表示したり、表示する写真を変えたり、色々な機能が個別に設定できるようになります。

もちろん、プライバシーの観点もあるため、
パーソナライズ化の無効化もできます。
カメラを物理的にシャットアウトするオンオフの切り替えスイッチもありますので、その点は安心かと思います。
Echo Show 15はどんな人に向いているの?
Echo Show 15は大型の画面を持っていて、壁掛けや据え置きで使うという特徴があります。
画面が大きい分、見やすさという側面で大きな効果を発揮します。


向いている人
- 天気や情報を一目ですぐに見たい人
- スケジュール管理をスマホやアプリを使ってしている人
- 大画面の音声アシスタントで説明が分かりやすい
- フォトフレームとして飾りたい人
- ビデオ通話をよく利用する人
- キッチンに音声アシスタントを導入してみたい人
- 家族で共通の音声アシスタントを使いたい
一番はやはり天気やスケジュールなど、これからの予定が一目でみてわかるという点で、普段から予定をスマホなどで管理している人にとっては活用できそうです。
キッチンやリビングの入り口に設置して、普段はフォトフレームとして好きな写真を再生しておいて、自分が確認したときだけスケジュールが出るようにしておけば、部屋のイメージの邪魔にはなりません。他のEchoとはその点が違いますね。
また、置き場所によりますが、動画再生はあまり視野に入れない方がいい気がします。
スピーカー性能も、従来のEcho Showよりは劣ります。
壁掛けを想定している商品ですが、壁に穴を開けるため、据え置きで使いたい人も多いと思います。
据え置きで使いたいならFireタブレットという選択肢もあります。
FireタブレットもEcho Show同様にShowモードを利用すればEcho Showと同じ機能が使えるようになります。しかも、Fireタブレット10plusなら、充電もワイヤレスなので、普段使いに加えてスタンドに設置するだけでEcho Showに代わるという優れものです。
まとめ
Echo Show 15は薄型の大型ディスプレイを搭載したEcho Showです。
メリットはやはり大画面を活かした見やすい管理機能でしょう。通常のスピーカーであるEchoからディスプレイ付きのEcho Showが発売されて、さらに大型化した理由は、分かりやすさという点でディスプレイが重要だったからではないでしょうか。