ビールのおつまみとして、美味しいアーモンド。 糖質ダイエットで有名になったのですが、食べても太らないと言われているのはご存知ですか? 人気のおつまみ、アーモンドの秘密、カロリーとダイエットについて説明します。
アーモンドの栄養価について
アーモンドには、良質の脂質と豊富な栄養素があります。
栄養素 | 100gあたりの量 |
---|---|
脂質 | 54.1g |
食物繊維 | 11.0g |
ビタミンE | 29.8mg |
ビタミンB2 | 1.04mg |
カルシウム | 260mg |
カリウム | 740g |
マグネシウム | 310mg |
鉄 | 3.7mg |
タンパク質 | 10.3g |
水分 | 1.8g |
エネルギー | 608kcal |
なかでも、アーモンドに大量に含まれる脂質は体内で脂肪に分解され、その中でほとんどが不飽和脂肪酸となります。
不飽和脂肪酸は、体内に脂肪として蓄積されにくいとされています。
この不飽和脂肪酸は、血中の中性脂肪やコレステロールのコントロールを助ける働きがあります。
各栄養素における役割一覧
栄養素 | 100gあたりの量 |
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脂質 | 不飽和脂肪酸は、血中の中性脂肪やコレステロールのコントロールを助ける働きがあります。 |
食物繊維 | 人間の消化酵素では消化できない食べ物の成分です。腸内に作用して便秘を防ぐ他、心筋梗塞・糖尿病などの生活習慣病にも予防の効果があると言われています。 |
ビタミンE | 抗酸化作用がある事から、活性酸素の害からカラダを守りガンや、心臓病、脳卒中などの生活習慣病を予防する事が期待されています。 |
ビタミンB2 | 皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあると言われています。脂肪をエネルギーに変える。 |
カルシウム | 牛乳に含まれているのが有名です。骨を強くする作用があります。 |
カリウム | ナトリウムとのバランスを取りながら、細胞を正常に保つ役割を持っています。血圧の調整や体内の状態を維持するのに役立っています。 |
マグネシウム | 骨の弾性維持、細胞のカリウム濃度調節、細胞核の形態維持に係り、又細胞がエネルギーを蓄積、消費する時に必須の栄養素です。 |
鉄 | 血液の赤血球の成分となっており、酸素を体の隅々に運ぶという重要な役割となっております。 |
タンパク質 | 筋肉を作る元となります。筋肉量が増えるという事は、基礎代謝が増えるということなので、必然的にダイエットに繋がります。 |
アーモンドの栄養素とダイエットの関係性
アーモンドの高い栄養素のなかでも、ダイエットに向いた栄養素は
- 不飽和脂肪酸
- 食物繊維
- ビタミンB2
- 各種ミネラル
一番含有量の多いのは、ビタミンE。ビタミンEは若返りのビタミンと言われており、代謝を促してくれます。
含有量は一番ではありませんが、ダイエットに向いたビタミンはビタミンB2も含まれています。
ビタミンB2は脂肪をエネルギーに変える効果があります。
また、ミネラルはダイエット時に不足しがちなので、各種ミネラルが含まれるのは嬉しいですよね。
脂質が多いアーモンド。
そのため、カロリーは100gあたり608キロカロリー!
しかし、高カロリーの原因となる脂肪は、不飽和脂肪酸に変わるため、脂質によって肥満に繋がりにくい栄養素です。よって、カロリーは高いながら、太りにくいと言われている由来です。
なぜアーモンドがダイエットに向いているか
アーモンドの栄養素の半分は脂質です。
脂質が多い=カロリーが高い
カロリーの原因となる脂質は、アーモンドでは不飽和脂肪酸となり、太りにくいです。
そして、
低糖質ダイエットで食べても良い食品として挙げられるアーモンドは、GI値が低いと言われています。
アーモンドは低GI食品
アーモンドは低GI食品と言われています。
GI値:30
消化吸収がゆっくり行われ、体内の血糖値の上昇が抑えられます。
ポイント
GI値:グリセミックインデックス(Glycemic Index)の略で、 糖質摂取後2時間の糖質吸収率を数値化したものです。
低GI食品であるアーモンドは、糖質吸収率が低く、肥満対策に向いています。
そしゃく回数増加におけるダイエット効果
アーモンドを食べる時には、そしゃく回数が多くなることもダイエット向き。
ローストアーモンドなんかは、カリっとしていて、とても食べ応えがあるもの。柔らかくするっと食べることができる食品に比べて、何回も噛まないと食べることができないアーモンドは、満腹感を得られやすく、食べすぎを防ぐ効果に期待できます。
アーモンドのとりすぎには注意が必要!
ここまでアーモンドの栄養価とダイエット効果についてお伝えしました。
アーモンドは脂質を多く含むためカロリーが高いですが、低糖質ダイエットに向いた食品です。
どれだけ食べやすく、低糖質ダイエットに向いた食品と言っても、食べすぎてしまうと問題が発生します。
アーモンドは、食物繊維が多く、食べすぎるとお腹を下すこともあります。アルコールに弱くお腹を下しやすい人が摂取するには注意が必要です。
また、消化吸収に時間がかかり、体外に排出しにくいので、ビタミンEが蓄積され、肝機能障害を引き起こす可能性もあります。
もちろん、通常の摂取量を目安にすれば問題はありません。
1日の目安は、20粒程度
性別によって、摂取目安量は異なります。
女性の場合、20粒程度、男性の場合、22粒程度です。
多くても、25粒以内が望ましいです。
1粒の重さは1~1.2g程度
こういった商品であれば、1日に1袋程度を目安にできるので食べやすいです。
まとめ
アーモンドは、高カロリーながら、低糖質ダイエットに向いた食品であることが分かります。
ダイエット中にもしお酒を飲むのであれば、一緒に食べたいですね。
- 高カロリー
- 低GI食品
- 食物繊維が豊富で満足感がある
- ビタミンがお肌に優しい
以上の効果があります。美味しいのでついさくさくと食べてしまいがちなので、気付いたら食べ過ぎたなんてことがない様に気を付けましょうね。