ニンテンドースイッチでソフトをダウンロードして遊ぶには欠かせないアイテムの一つが「microSDカード」です。購入したゲームをダウンロードしたり、セーブデータを保存したり、はたまたゲームのスクリーンショットを撮影して保存したり、多くの場面で活躍します。
そんなSDカードも様々な種類の製品があり、選び方が難しく、初心者にはどれを選んでよいか迷いがち。
どんなSDカードでもニンテンドースイッチに適しているわけではないので、今回はmicroSDカードの基礎知識と最適なmicroSDカードの選び方をお伝えします。
ニンテンドースイッチにSDカードが必要なのか
ニンテンドースイッチで遊ぶ場合で、特にダウンロードソフトで遊ぼうと思ったら、データをスイッチ本体に保存するか、SDカードに保存するかという選択になります。
ちなみに、スイッチ本体の容量は32GBです。
これは、ダウンロード版のソフトに全部使えるわけではなく、システム容量を差し引いた残りが使える容量となります。ここに、ダウンロードソフトや、セーブデータ、追加コンテンツ、スクリーンショットなどが入ってくるというわけです。
ちなみに、ダウンロードソフトの容量は
ダウンロードソフト | 必要な容量 |
---|---|
あつまれ どうぶつの森 | 6.2GB |
ポケットモンスター ソード・シールド | 10.2GB |
ファイアーエムブレム 風花雪月 | 11.3GB |
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 15.7GB |
スーパーマリオメーカー 2 | 2.9GB |
スプラトゥーン2 | 6.1GB |
ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ/ イーブイ | 4.2GB |
これくらい使います。
つまり、スマブラとポケモンをダウンロードしたら、ほぼ容量一杯になるという事です。
ちなみに、パッケージ版を買わずに、ダウンロード版で遊ぶにはメリットがあります。
ポイント
- カセットを入れ替える必要がない
- 持ち歩きに本体だけでOK
- 事前ダウンロードで発売日即プレイ可
メリットが大きいので、ダウンロードプレイを選択するプレイヤーも多くいます。
ダウンロードプレイをするなら、本体の容量だけでは足りず、microSDカードは必須だという事がわかります。
ニンテンドースイッチに適したSDカードの選び方
microSDカードの選び方3つのポイント
選び方のポイントをまとめました。
ポイント
- 対応しているかどうか
- 容量の大きさ
- スピードクラス(転送速度)
対応しているSDカードであるかどうか
まず、ニンテンドースイッチに対応していることが必須です。
ニンテンドースイッチは以下のmicroSDカードの規格が対応しています。
microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード対応
※microSDXCメモリーカードを使用するには、インターネットに接続して本体更新が必要です。
※任天堂公式サイトより
microSD/microSDHC/microSDXCは規格の違いで、
microSDカード:主にスマホなどに利用されるカードで、SDカードをさらに小さくした規格。最大2GBの保存容量。
microSDHCカード:microSDカードの次に登場したmicroSDの上位規格。「HC」はHigh Capacity(大容量)の略で、最小4GBから最大32GBまでの保存容量。
microSDXCカード:microSDHCカードの後に登場したmicroSDHCの上位規格。「XC」はExtended Capacity(超大容量)の略で、最小64GBから最大2TBまでの保存容量。
価格の違いは
microSD(廉価)<microSDHC<microSDXC(高価)
容量の違いは
microSD<microSDHC(最大32GB)<microSDXC(最大2TB)
以上となります。
容量の大きさはどれがいい?
保存ができる容量の大きさは2GB(少ない)~2TB(多い)まであります。
ニンテンドースイッチ本体が32GBだという所を踏まえると、最低32GBは欲しいところですが、ダウンロードプレイをするかどうかが判断すべきポイントです。
ポイント
- パッケージ版なら32GB以下
- ダウンロードプレイなら128GB以上
ソフトをパッケージで購入している場合のお勧め
ソフトをパッケージで購入している場合は、32GB以下で十分楽しむことができます。
セーブデータ、ダウンロードコンテンツ、スクリーンショットをいっぱいとっても、32GBあれば本体容量と合わせて足りなくなることは珍しいです。
パッケージなら32GB
ダウンロードプレイなら128GB以上がお勧め
ダウンロードプレイをするなら、128GB以上の容量があるものがお勧めです。
128GB以上あれば、ソフトも10本以上入れておくことができますので、普段遊ぶ分には、十分すぎるくらい。
256GBまでいくと、ぐっと値段が上がるので、コスパを考えべき。
コスパを考えて128GBがお勧め
スピードクラスって何?
SDカードには、容量だけでなく、転送速度にも違いがあります。カード本体に色々な速度を示すロゴが表示されていて、それにより、スピードクラスとバスインターフェーススピードを表しています。
ニンテンドースイッチは、「UHS-I」という規格に対応しています。UHS規格は、最大104MB/sの転送速度に対応する「UHS-I」と、最大312MB/sに対応する「UHS-II」の2種類があり、ニンテンドースイッチは最大104MB/Sの転送速度に対応していることになります。
お勧めのスピードクラス
- スピードクラス:10
- UHSスピードクラス:1
スピードクラスは2~10まであり、10=UHS-Iと同等の性能を示します。
スピードクラス10かUHS-Iの規格がお勧め
その他のお勧めSDカード
サンディスクはメモリーカード業界で有名な企業です。品質が高く、お値段もお手頃。安心して使えるのが魅力です。
シリコンパワーは廉価ながら、ニンテンドースイッチ動作確認済みかつ永久保証という安心感。容量を落としても安く買いたいならこれ。
日本のメーカーなら東芝一択です。安くもなく、高くもなく、性能とのバランスの良さが特徴です。
まとめ
microSDカードは色々な規格があり、分かりづらいものが多いです。
microSDカードの規格と、ニンテンドースイッチ本体の規格が一致していないと不具合(最悪使えない)という事もありますので、選ぶ際は慎重にすることをお勧めします。容量が大きければ大きいほど、削除やコピーする必要がなく、手間が省けるのでお勧めです。