お手軽にスマートホームにするなら、スマート家電リモコンがとっても便利。価格も比較的安価ですし、赤外線リモコンで操作できる家電はほとんどリモコン一つで操作できてしまうお手軽さが良いです。
でも、各社色々な製品があって、どれを選んだらよいのか迷ってしまう。今回は、スマート家電リモコンで、付随しているセンサーの種類や機能の違いなど、製品比較検証してみました。特にセンサーなど機能によって利用価値に差がでる部分なので、注目してみてくださいね。
各製品共通でできること
まず、スマート家電リモコンの人気ランキング上位に入っている製品が基本的にできることを一覧にしてみます。
基本機能一覧
- 赤外線リモコンが使える家電を操作できる
- リモコンをまとめてスマホ1つで操作できる
- 外出先から操作できる
- スマートスピーカー(AIスピーカー)と連携できる
基本的には、現在ランキング上位に入っているスマート家電リモコンは、リモコン操作をスマホのアプリで行い、1つのスマホで色々な家電が操作できることが必須の様です。さらに、スマホで操作できることで、外出先からも操作を受け付けることができます。
また、Amazon Echoやgoogle homeといったAIのついたスマートスピーカーと連携することで、各種の機能を音声によって操作ができるようになります。例えば、「リビングのライトを点けて」(各社命令は異なります)と頼めば、リビングのライトが点きます。声で操作できるのが一つ醍醐味というわけです。
人気ランキング上位のスマート家電リモコン
ここから、スマート家電リモコンの人気上位について、機能の違いをお伝えしていきます。
ラトックシステム スマート家電コントローラRS-WFIREX3
ランキング1位の製品は、ラトックシステムです。
主な特徴
- 受信範囲 水平方向:最大360°、垂直方向:最大180° 距離:最大20m
- 温度センサーあり
- 湿度センサーあり
- 照度センサーあり
- タイマー機能
- リモコン連続動作のマクロを組める
基本性能が高いのがこの製品の魅力です。温度・湿度・照度のセンサーがあることで、外出先から自宅の様子が概ね分かります。温度や湿度に合わせたエアコンの設定も可能となります。部屋に余分な温度計や湿度計が必要でなくなるというのも一つの魅力ではないでしょうか。
リモコンの連続動作やタイマー設定を作成できるのも、良いところです。タイマー機能のない製品をコントロールしたり、連続動作を決めておけば、シーンによって動作をしてくれるということになります。
ココがポイント
全てにおいて標準以上の機能を有している総合力が高い優秀製品
LinkJapan eRemote mini
ランキング2位の製品は、 LinkJapanのeRemote miniです。
主な特徴
- お手頃な価格である
- 赤外線リモコン機能は充実
- 丸みを帯びたデザイン
- 余分な機能がついていない
- 拡張性がある
ランキングの2位になっている理由がそのお手軽さ。よくわからないけど、一回使ってみたいというハードルの低さというのは実はかなりの魅力ではないかと思います。センサー系の能力が全くついていないので、リモコンとしての機能のみとなります。外出先から部屋の様子を確認したいという希望には叶わない製品です。しかし、余分な機能がそがれているので、本来の使い方は十分できますし、プラグやセンサーなど拡張性がある点が良いです。
まずは一度使って、そのうえで、必要な部分をどんどんと拡張していく。スマートホームとしての使い方がしっかりとできる点も魅力です。
ココがポイント
豊富な拡張性で、総合的なスマートホーム化を目指すならこの商品
Nature Remo mini
ランキング3位は、NatureJapan製のNature Remo miniです。
主な機能
- デザイン性が良い
- 温度センサーがある
- アプリ画面がオシャレ
- IFTTTに対応
IFTTTに対応しているのが本機の一番の魅力なのではないでしょうか。例えば、家にスマホが近づいたら、室内の気温が30度であった場合、エアコンの冷房をオンにすると言ったことが使えます。自動のツールとしてかなり便利になること間違いなし。汎用的なオシャレなデザインも気に入る人も多いと思います。
基本的に、温度センサーがあれば十分という人が多いため、センサーは温度センサーで十分かもしれません。Works With Alexaに認定されていない点が少し残念。ちゃんと使えるのですけどね。
ココがポイント
IFTTTに対応しているのが一番の魅力。いろいろなコマンドを作り上げることが可能ですよ
各種センサーの重要性
スマート家電リモコンには、各種センサーが備わっていることが多いです。重要な役割をしていますが、必要かどうかはどのような使い方をするかによって変わります。例を挙げておりますので、自分に適した機能を確認してください。
センサーの種類
- 温度センサー
- 湿度センサー
- 照度センサー
- 人感センサー
温度センサーはエアコンに必要
温度センサーは室内の温度をうまく調整するために必要なセンサーです。
例えば、室内の温度が10℃しかないとなったら、帰宅したときに寒いじゃないですか。そうなったら、事前にエアコンで調整してくれる機能を使う為には、温度が分かる必要があります。ペットがいる場合には、必須かもしれませんね。○○℃になったらエアコンをつけるというセンサー連動の機能もあります。自分がいない間の室内を快適に(ペットの為など)するためにはあった方が良い機能でしょう。
湿度センサーは少し使い道がわからない
湿度のセンサーに関しては、あまり使い道がわかりません。スマートホーム化して、加湿器や空気清浄機を操作する場合に必要でしょうか。あまりうまく使える自信はありませんので、割愛。
照度センサーはテレビにも使える?
基本的な操作は、暗くなっていたら照明をオンにするとかそういう機能です。ただ、自宅において、暗いから電気を自動でつけるという使い方はあまりしないのではないかと思います。そこで、テレビの操作です。
テレビの操作って、実はオンとオフに見えて、電源ボタンを押したら1回目は点いて、2回目は消えるのです。同じ信号。と言う事は、自分がテレビを消し忘れたかもと思って、外出先からオフと指令して操作しても、実はオンを指令してしまったかもしれないってことです。照度のセンサーがあれば、テレビがついているのがわかりますね。
人感センサーは結構便利
人感センサーは、人(動くもの)が範囲内に入ったら検知するというもの。真夜中に目が覚めて、のどが渇いたから冷蔵庫まで行こうと思って、歩いていたら勝手にリビングの電気がつくという感じの機能に使えますね。あとは、人がいないのに家電がつきっぱなしという事を削減してくれます。30分検知がなければ、オフという使い方ができます。
各種センサーの価値
各種センサーは上記に挙げたように様々な機能を有するものです。
ただし、日常生活において、利用頻度の高いものは温度センサーくらいかなと思います。各種センサーがついているということは、それだけ機能が増え、値段が上がるものですから、自分が使いたい使い方に合わせて、選ぶことが必要ですね。
まとめ
総合能力の高い:ラトックシステム
基本機能で十分、拡張性もある:LinkJapanのeRemotemini
IFTTTの機能性で飛びぬけた:Nature Remo
各種一長一短があります。どれを選ぶかは自由です。ただし、スマートホーム化を目指すなら、音声操作をできるようになるAmazon Echoは必須ですよ。