「USB Type-C」とは新しいスマホにも普及しているUSBの新しい規格です。
じゃあ、スマホを買い替えたときに、充電のケーブルも一緒に変えないといけないのかといえば、そうでもありません。今回は、「USB Type-C」とは何なのか、今までの規格と何が違うのか。ケーブルをそのまま使えるようにするためにはどうすればよいのかを解説していきます。
「USB Type-C」とは
「USB Type-C」とはUSBコネクタの新しい規格です。
USBと言えば、用途は様々で「USBメモリ・充電・データ転送・電源」などの様々な機能を持っています。
新しい規格となったことで、変わったことの一番大きな特徴は
コネクタが上下同じ形状
ということです。その他にも、優れた機能性を持っていますので、現在新しいPC機器・スマホなどに広く普及してきております。
「USB Type-C」のメリット・デメリット
ここからは、「USB Type-C」のメリットとデメリットを解説していきます。
差し込み口が上下同じ
シンメトリー形状といいます。
上下の形が一緒なので、どちら向きでも差し込みできるようになります。以前までの「USB Type-A」や「USB Type-B」は差し込みの向きが決まっていました。これに関してはイライラした人も多いと思います。
データ転送速度が2倍
データ転送の速度がかなり早くなっております。以前までの規格で高速転送と言われていた標準規格「USB3.0」は、最大データ転送速度が5Gbpsであるのに対して、「USB Type-C」は最大データ転送速度が10Gbpsと2倍の速度となります。
電源供給も映像もこれ一本
USBよりも高速なインターフェースである「thunderbolt」は、「Mini DisplayPort」を使用しておりました。
最新の「thunderbolt3」では、「USB Type-C」コネクタに変更されており、「USB Type-C」のAltモードを利用して使うことができます。電源供給の他に、映像のHDMIも同様に利用することができます。
形状がコンパクト
サイズは従来のマイクロUSBと同程度の小さいコンパクトサイズ:約8.4mm×約2.6mm
これによって、スマホやタブレットなどの端末に利用されることが急増しました。
互換性がある
「USB Type-C」は、今まで使っていたUSBコネクタと接続が可能となっております。
今まで利用していたケーブルなどでも、変換アダプタを利用すれば、今までと同様に利用することができます。
差し込み口の違い
差し込み口の違いがあり、すべてのUSBコネクタに対応しているかといえばそうではありません。
普及の割合がまだまだ足りないため、「USB Type-C」を利用できる端末とそうでない端末に分かれてしまいます。
ケーブルの返還について
ここで問題となってくるのが、ケーブル問題。
新しい「USB Type-C」対応スマホを購入した場合、今までの電源用のマイクロUSBでは、充電ができないという問題が発生します。
わざわざ高いお金を払って買いたくないし・・・。
という時に便利なのが、変換アダプタ!
これの価格が安いというのも特徴があります。
ネットで購入する以外でも、
100均でも売っている!
ということで、かなり買い得になっており、わざわざ電源ケーブルを購入しなおさなくても、新しく変換アダプタを購入するだけで対応できます。
変換アダプタはこのような形状をしており、マイクロUSBに差し込むだけでそのまま利用することができます。
まとめ
「USB Type-C」は、データの入出力から映像、電源の供給に至るまでこれ一本で完結するようになり、かなり便利になりました。
さらに利用する人にとって一番メリットの大きかった上下どちらでも差し込めるという点は、かなり便利。
今後、スマホなどの端末はどんどん普及が進んできて、デメリットがなくなってきますので、楽しみですね。